メンタルヘルス・マネジメント検定ってどんな資格

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近年、日本ではこころの不調を訴え、病にかかり、心療内科や精神科にかかる人が非常に増えています。

その一番の原因が『労働による成果主義の激化に伴って、ストレスが発生しそれによって精神が疲弊してしまい、うつ病や適応障害などの心因性の精神病疾患の発病』が多く、

労働をすることによって、うつ病や適応障害のみならず、この中には、不眠症や不安神経症、ADHD(多動性障害注意欠陥症)、パニック障害、統合失調症や若い女性がかかりやすいとされる摂食障害(チューイング含む)も、多く併発してしまったりすることによって休職や離職してしまう人が多くいます。

こころの病気は、長引くものが多く非常に体力を消耗し、ストレスも泡のようにふくらんでいきます。生きるために働きたいのに、働くことによって心身の体調が悪くなってしまっては本末転倒です。

とても悲しい気持ちで、無気力な気分になることで自己嫌悪におちいってしまい、あせりや、情けなさの感情があふれて押しつぶされそうになる気持ちでいっぱいになり、とてもつらい状態になってしまいます。

このような状態を、日々の労働の中で、人間関係や毎日の通勤・自分のキャパシティが明らかにオーバーされた業務など、働く社会人にとって労働することに、ストレスを抱えてしまう事態は現代社会には、切っても切り離せない問題だと思います。

ですが、生活をし続けるためや生きるためには、私たちは働かなくては収入が得られないですよね。

非常に重い心の病と診断され、障がい者手帳などが発行され障害年金などで生活している方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が『手帳が発行される状態ではないが、極めてこころの負担が多い疾患』状態の中でもがき、苦しんでる方が多いのではないでしょうか。

そもそも、手帳が発行されている、されていないに関わらず、こころが体調不良という事態に一度陥ってしまうと日々、生活することだけでも辛いはずです。

こうした社会背景のなかで、大阪商工会議所は平成18年度より、こころの体調管理と不調を前もって防ぎ、活力あふれる労働状況・環境を目指していくと共に、職場内での役割や役職に伴った知識や理解や対策などの理解・取得の程度を計るための検定として【メンタルヘルス・マネジメント検定】を行っています。

では【メンタルヘルス・マネジメント検定】という検定を、具体的に見ていきたいと思います。

Difficult path like a videogame for a businessman

■【メンタルヘルス・マネジメント検定】とは何なのでしょうか?

仕事や社会人生活に強い負担や不安、ストレスをもつと感じる人は、年々増えている傾向になっています。

こころの病気や疾患による休職や離職や退職も、さらに増加しており、働く人たちが持ちうるポテンシャルや実力やパフォーマンス能力を遺憾なく発揮し、仕事や働く場で活躍するのはどうしたらいいのかと考え、こころの健康管理(メンタルヘルス・マネジメント)が重要という考えを広めようという取り組みに対して、近年一層力を入れるようになってきました。

心のメンタルヘルス・マネジメントには、ひとりひとりが自らのポテンシャルや立場や能力を十分理解し、ストレスが重大な精神疾患を誘発する事を自覚・共有し、原因であろう問題を取り除くように向き合っていくことが何より重要では無いでしょうか。

また、企業側が取り組む問題として、労働者に対して社会的責任をしっかり果たすこと、人材の大切さを再認識し行動を、振る舞いとして実践すること、労働利益の維持と生産性の向上を無理のない様に両立する事に、向き合う事で、社員の心の健康管理について組織的になおかつ計画的に行う必要性があります。

 

■どんな人が多く受けているの?

メンタルヘルス・マネジメント検定における取得を目指す層は、精神科医などの医師や臨床心理士などの医療従事者のような、専門的に精神学などに精通してるような方ばかりでないのです。

一般企業の、人事部や総務の方たちなどが、会社の職員を守るために受検する事が多いようです。

主に、こころの病の予防に向けたメンタルヘルスに関する基本的知識から、企業カウンセラーとの連携の際に必要になってくる知識と教養になっており、受験資格など制限がないので、どなたでも受験できます。

非常に様々な、メンタルヘルスに関わる業種の方の受検が見受けられ、産業カウンセラーの資格や、心理相談員の資格などを目指している方の基礎的・入口のような検定として取得される場合が多いようです。

 

Businessman with cardboard box on his head showing a crying sad expression concept for headache, depression, sadness, heartache or frustration

 

■試験のコースはどのような形式で分かれているの?

試験の種類はI種・II種・III種の3つのコースに分かれおり、

公開試験」→一般試験と称します。

「団体特別試験」(I種は除く)→企業・団体が原則10人以上で受験申し込みがあった場合に企業・団体が指定する日時・場所で行われる試験を称します。

 

○I種【マスターコース】※年1回の例年にならうと10月に開催されます。(例外も有。詳しくは公式HPを確認する事)

★達成目標→自社の人事方向・経営戦略を理解したうえで、職員のメンタルヘルスケア・プランの作成や、産業保健スタッフ・他の専門機関とのやり取り・情報共有に加え、職員への指導・講習に関する業務を行うことが出来る。

問題構成→※マークシート方式(2時間)※論述式(1時間)

配点→※マークシート方式(100点)※論述式(50点)

合格基準→マークシート方式、論述式の得点の合計点数が105点以上の得点。ただし、論述式の得点が25点以上であること。

○II種【ラインケアコース】※年2回の例年にならうと3月と10月に開催されます。(例外も有。詳しくは公式HPを確認する事)

★達成目標→自身の部下のメンタルヘルス不調の深みにはまらないように、普段から気を配ると共に、もし不調であるという兆候が見られた場合に迅速かつ、安全配慮義務にのっとった処置や対応を行うことが出来る。

問題構成→マークシート方式(2時間)

配点→マークシート方式(100点)

合格基準→70点以上の正答率

○III種【セルフケアコース】※年2回の例年にならうと3月と10月に開催されます。(例外も有。詳しくは公式HPを確認する事)

★達成目標自身のストレスの状況・状態を自らによって把握することにより、不調に早期に対処し未然に防ぐ事や、必要であれば助けを求める事が出来る

問題構成→マークシート方式(2時間)

配点→マークシート方式(100点)

合格基準→70点以上の正答率。

I種【マスターコース】の合格者を対象とした最新情報の収集や相互交流などを深めて、より見聞を広め、スキルアップを図っていただくための『I種合格者フォーラム』という交流会も催しています。

登録制(無料)になっており、年4回のメンタルヘルスに関する最新情報を配信するメールマガジンや、メンタルヘルスに関する交流会やセミナーが随時開催(交流会・セミナーは原則として有料)されているようです。

公式HPから簡単に登録できます。

メンタルヘルス・マネジメント検定公式HP

http://www.mental-health.ne.jp/index.html

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こうして見てみると、心の不調というのは決して、現代人にとって疎遠な事ではなく、身近な問題として危機を感じるべき問題だとよくわかりますね。

皆さんも他人事だとは思わずに周りの職員や部下、自分のメンタルヘルスケアを意識して考えてみてはいかがでしょうか。

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